2026/11/03

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保護者の方へ

小学校に「情報の領域」ができる? 保護者が今知っておきたいこと

読了 約5分

「小学校に『情報』の授業ができるらしい」。そんなニュースを見て、少しドキッとしませんでしたか。

アイキャッチ:教室のパソコンでScratchの画面を見ながら、プログラムを組み立てている小学生の手元

「今のうちに何か始めておかないと、学校でついていけなくなるのでは」。そう感じるのは、子どもの将来を真剣に考えているからこそです。周りが習い事を始めると、なおさら気になりますよね。

ただ、ニュースの見出しだけでは「何が、いつから、どこまで」変わるのかが分かりにくいのも事実です。この記事では、国の資料と報道をもとに今の状況を整理し、家庭で今からできることをお伝えします。

この記事のポイントを3行で
  1. 小学校の総合の時間に「情報の領域」を設ける方向で、2028年度から段階的に始まる予定です(まだ正式決定の前)
  2. 中身はプログラミングだけでなく、コンピュータの仕組みや情報の扱い方まで幅広くなります
  3. 先取りで焦るより、「試して、うまくいかなければ直す」経験を今のうちに積んでおくのがおすすめです

何が決まりつつあるの? ニュースのポイント

いま国では、次の学習指導要領(学校で教える内容の基準)づくりが進んでいます。その中で、小学校の「総合的な学習の時間」を「総合的な探究の時間」に改称し、そこに「情報の領域」を設ける方向が示されました。中学校では、技術・家庭科を「情報・技術科」と家庭科に分ける方向です。

2026年10月5日には中央教育審議会の部会で「審議まとめ」が取りまとめられ、10月20日の総会に報告されました。ただし、このあと答申と学習指導要領の告示を経て、内容が確定します。11月3日の時点では、まだ「方向性」の段階です。

項目いま示されている案
小学校の時間数3・4年生は各学年最大30コマ程度、5・6年生は各学年最大35コマ程度
始まる時期2028年度から段階的に先行実施する方向
全面実施小学校は2030年度、中学校は2031年度の予定
授業時間の全体今より増やさない前提で、ほかの教科から一定の割合を減らして確保する方向

※時間数は2026年7月に文部科学省が示した案です。各教科の時間数は、今後国が示すとされています。

時間数の案が示されているのは3年生以上です。いま低学年のお子さんなら、学校で本格的に学ぶのは少し先になりそうです。

今のプログラミング教育と、何が変わる?

実は、小学校のプログラミング教育はすでに2020年度から必修になっています。ただし、新しい教科ができたわけではありません。算数や理科、総合的な学習の時間など、それぞれの教科の中で取り入れる形でした。

そのため国の資料では、小学校では授業時間や指導内容の具体が示されておらず、地域や学校による差が大きいことが課題として挙げられています。小・中・高を通じて、何をどの順番で身につけるかの整理も十分ではありませんでした。

今回の動きは、こうしたばらばらの状態を整え、小学校から高校まで一続きで育てるためのものです。「まったく新しい何かが急に始まる」というより、「これまでの取り組みを体系立てる」動きだと考えると分かりやすいと思います。

「情報の領域」で学ぶことのイメージ

審議まとめ案をもとにした文部科学省の資料では、小学校の「情報の領域」の内容として、次のような項目が示されています。

  • 基本的な操作
  • 情報及びコンピュータ
  • アルゴリズム・プログラミング
  • データの扱い、AI
  • 安全・メディア理解、法や制度、倫理

こうして見ると、プログラミングは全体の一部だと分かります。国は、高校を卒業するまでに全員が数理・データサイエンス・AIを「日常の生活や仕事等の場で使いこなす」ことができるレベルを目指すとしています。

その土台として大切にされてきたのが「プログラミング的思考」です。文部科学省の手引では、次のように説明されています。

「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号をどのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」

※出典:文部科学省「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」

大事なのは、早く知識を詰め込むことではなく、「やってみて、思いどおりにならなければ、どこを直せばいいか考える」経験です。

家庭で今からできること

では、家庭では何をすればよいのでしょうか。結論から言うと、先取りで焦る必要はありません。それよりも、うまくいかないときに自分で考えて直す経験を、少しずつ積んでおくことが土台になります。

「どうしてそうなった?」と一緒に確かめる

工作やブロック遊びがうまくいかないとき、すぐに答えを教えず「どこまでうまくいった?」と聞いてみてください。原因を自分で切り分ける練習になります。

「つくる→変えてみる」を楽しむ

見本どおりにできたら、「ここを変えたらどうなる?」と一歩だけ広げてみる。試して直す流れは、プログラミング的思考そのものです。

習い事で「試して直す場」をつくる

家庭で続けるのが難しければ、習い事で定期的にその場をつくるのも一つの方法です。

ベストスタディのこどもプログラミング教室は小学1年生から通えます。1年目はScratchだけを使い、マウスの操作から始めます。授業は「まずはつくる」「アレンジする」の順で進み、わざとエラーを起こして直すこともあります。

授業ではタイピングも扱います。教室のパソコンを使うので、家にパソコンがなくても大丈夫です。手でつくるのが好きなお子さんには、年中から通えるロボット教室もあります。気になることはよくある質問にもまとめています。

まとめ

小学校の「情報の領域」は、2028年度から段階的に始まる方向で議論が進んでいます。ただし、まだ正式決定の前で、時間数などの細かな点もこれから示されます。ニュースの見出しだけで焦らず、続報を落ち着いて見守れば大丈夫です。

今日からできることは一つだけ。お子さんが何かにつまずいたとき、「どこまでうまくいった?」と一緒に確かめてみてください。その小さな積み重ねが、これからの学びの土台になります。

「うちの子はパソコンに向いているのかな」「ロボットとプログラミング、どちらが合うのかな」。そんなふうに迷ったら、まずは体験で実際の授業を見てみてください。

体験は無料で、1回60分。持ち物は要りません。保護者の方も一緒に参加でき、ロボットとプログラミングの両方を体験することもできます。その場で決める必要はないので、お子さんの様子を見てからゆっくり考えてください。

体験は1回60分。持ち物は何も要りません。

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