学校のタブレットが「動画を見る道具」になっていませんか?教科書が紙に戻る理由 | 今治市の小学生向けプログラミング教室ベストスタディ

2026/10/29

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保護者の方へ

学校のタブレット、結局「動画を見る道具」になっていませんか?

読了 約5分

学校のタブレット、結局動画を見る道具になってません?

アイキャッチ:机の上に開いた紙のノートと、横に置かれた学校のタブレット

教室に通ってくれている生徒の話を聞いていると、「みんな、制限の抜け道を見つけて、授業中に動画を見ているらしい」という声がちらほら出てきます。

学校側もフィルタリングや制限をかけているはずなのに、子どもたちはあっさり抜け道を見つけてしまう。これでは、制限をかけている意味があまりないですよね。

「うちの子も、タブレットで何をしているのか分からない」とモヤモヤしている保護者の方は、きっと少なくないと思います。

そんな方にとっては、ちょっと追い風になりそうなニュースがありました。今日はそのお話と、僕がどう受け止めているかを書いてみます。

この記事のポイントを3行で
  1. 小学生の教科書は主に紙にして、デジタルは補助にするという方針が出ました
  2. 小学生のうちは、自分をうまく制御できなくて当たり前。だから「書く」時間も大切です
  3. これは「どこまで便利さに踏み込むか」を考える良いきっかけになります

文科省から出た「教科書を紙に戻す」という方針

デジタル化がどんどん進んでいるなかで、文部科学省から、少し意外な方針が出ました。小学生の教科書は主に紙で、デジタルはあくまで補助として使うというものです。

時代に逆行しているように見えるかもしれません。でも僕は、この決定に大賛成です。

タブレットが悪いと言いたいわけではありません。道具としては、とても便利なものだと思っています。ただ、使い方の「ライン」をどこに引くかは、子どもの年齢によってずいぶん変わってくるはずです。

※方針の詳しい内容は、文部科学省の発表をご確認ください。

小学生は、自分をうまく制御できなくて当たり前

冒頭の「授業中に動画を見てしまう」話は、子どもたちが特別に悪いわけではないと思っています。

目の前に面白い動画があって、それを見られる道具が手元にある。大人でも、仕事中にスマホをつい触ってしまうことがありますよね。小学生なら、なおさらです。

「みんな抜け道見つけて、授業中に動画見てるよ」

教室の生徒との雑談で出てきた話

こうした話を聞くと、「見ちゃダメ」と叱るより、そもそも誘惑が手元にない環境をつくるほうが、子どもにも優しいと感じます。

制限をかけて、それを破られて、また制限をかける。そのいたちごっこを大人が続けるより、使う場面そのものを考え直す。今回の方針は、その方向に一歩進んだのかなと受け止めています。

やっぱり「書く」という動作は大事

もうひとつ、紙に戻ることに賛成の理由があります。それは、勉強するうえで「書く」という動作がとても大切だと思っているからです。

手を動かして書くと、考えながら進むことになります。ゆっくりですし、間違えれば消す手間もある。でも、そのひと手間のなかで、頭の中が整理されていくことは多いです。

もちろん、紙とデジタルのどちらが優れているという話ではありません。それぞれ得意なことが違います。

道具得意なこと気をつけたいこと
紙手を動かして書く。じっくり考える直すのに手間がかかる
デジタル調べる、直す、何度もやり直すほかのことへ気が散りやすい
大切なのは「どちらか」ではなく、場面ごとに「どこまで便利さに踏み込むか」の線を引くこと。

僕の教室も、パソコンを使うからこそ気をつけていること

ここで、僕自身の話もさせてください。僕の教室は、使う道具がパソコンです。こどもプログラミング教室も、ロボット教室も、パソコンを使って進めます。

だからこそ、「便利さ」と「使い方」のバランスには、日頃からずっと気を配っています。教室はひとりで運営しているので、子どもたちの画面や手元の様子は、その場でしっかり見ていられます。

たとえば、こんなことを意識しています。

パソコンは「つくる」ための道具

動画を見るためではなく、自分で何かをつくるために使う時間にします。目的がはっきりしていると、子どもも集中しやすいです。

手を動かす時間も大事にする

画面の前に座りっぱなしにはしません。考えたことを書き出したり、ロボットを組み立てたりと、手を動かす場面をはさみます。

使い方を一緒に決める

「ここまではOK、ここからは違うよね」と、その場で子どもと話しながら線を引いていきます。

パソコンを使う教室だからこそ、道具に振り回されず、道具を使いこなす経験になってほしい。そんな気持ちで、毎回の授業を組み立てています。

まとめ:今日から家でできる小さな工夫

紙に戻る流れは、「デジタルをやめよう」という話ではありません。子どもの年齢に合った使い方を、大人が一緒に考えようという合図だと、僕は受け取っています。

おうちでも、たとえば「宿題の最初の10分は紙に書いてから考える」「動画を見る時間は、使う前に親子で決めておく」といった小さなルールから始めてみるのはいかがでしょうか。

うまくいかない日があっても大丈夫です。子どもが自分を制御できるようになるには、時間がかかるものです。ゆっくり付き合っていきましょう。

ところで、あなたのおうちは紙派ですか?それともデジタル派ですか?

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