「褒める」だけでは足りない?子どもの地頭を伸ばす声かけとは|今治市の子ども向けプログラミング教室ベストスタディ
2026/08/10
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「すごいね」だけでは足りない?
子どもの地頭を伸ばす、本当の"認め方"
「うちの子、褒めて育てているつもりなのに、なんだかチャレンジすることを怖がるようになってきた気がする……」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、子どもの「地頭」――つまり、自分で考え、工夫し、答えを見つけ出す力――を育てるうえで、「褒め方」そのものに落とし穴が潜んでいることがあります。
今回は、子どもの地頭を伸ばすために本当に必要な「自己肯定感の育て方」について、具体的な声かけの工夫も交えながらお伝えしていきます。
なぜ「自己肯定感」が地頭を育てるのか
子どもの地頭、つまり自分で考え、工夫し、答えを導き出す力は、一朝一夕には育ちません。その土台となるのが「自己肯定感」です。
自己肯定感がある子どもは、何か新しいことに挑戦するとき、「失敗したらどうしよう」という不安よりも先に「とりあえずやってみよう」という気持ちが自然と湧いてきます。そして実際に挑戦してみると、当然うまくいかないこともあります。
しかし、そこで「じゃあ、どうすればうまくいくんだろう?」と考え、工夫し、もう一度挑戦する。この「挑戦する→失敗する→考える→工夫してもう一度やってみる」というサイクルこそが、考える力=地頭を育てる本質的なプロセスなのです。
逆に言えば、自己肯定感が育っていないと、この最初の一歩である「挑戦」自体を避けるようになってしまいます。「失敗したら怒られる」「うまくできない自分はダメだ」という不安が先に立ち、そもそも工夫や試行錯誤のサイクルに入ることができません。
つまり、地頭を育てたいと思うなら、知識や解き方を教え込む前に、まず「挑戦しても大丈夫」と思える心の土台を育てることが欠かせないのです。
「褒める」と「認める」の決定的な違い
では、自己肯定感を育てるにはどうすればいいのでしょうか。多くの保護者の方がまず思い浮かべるのは「褒めること」だと思います。もちろん、褒めること自体は悪いことではありません。ただし、ここで意識していただきたいのは、「褒める」だけで終わらせず「認めてあげる」ことの重要性です。
「すごいね!」という言葉は、子どもにとって嬉しいものです。しかし、それだけで会話が終わってしまうと、子どもは「結果」だけを評価されたように感じてしまうことがあります。一方で、子どもが本当に見てほしいのは、結果そのものよりも、そこに至るまでの「自分なりの考え方」や「工夫したポイント」だったりします。
そこでおすすめしたいのが、次のような声かけです。
- 「すご!今のはどうやったん?」
- 「そこに気づいたんや!」
- 「前とやり方変えたね」
これらはすべて、結果だけでなく、子どもが「何を考え、どう工夫したか」というプロセスに目を向けた声かけです。単に「すごいね」で終わらせるのではなく、一歩踏み込んで子どもの思考や工夫そのものに関心を向けてあげることで、子どもは自分の「考える力」自体を評価されたと感じられるようになります。
「認められている」という安心感が生む変化
このような声かけを重ねていくと、子どもの中に少しずつ変化が生まれます。それは、「自分のことをちゃんと見てくれている」「失敗しても受け入れてもらえる」という安心感です。
この安心感がとても重要です。なぜなら、人は「ここでなら失敗しても大丈夫」と思える環境があってはじめて、思い切って挑戦できるようになるからです。逆に、常に結果だけで評価される環境では、失敗を極端に恐れるようになり、挑戦そのものを避けるようになってしまいます。
子どもが「認められている」という安心感を持てると、その安心感は自然と次の行動につながっていきます。
- 「もう一回やってみよう」
- 「次はこうしてみよう」
こうした前向きな気持ちが芽生え、子どもは自ら次のチャレンジに向かっていくようになります。これはまさに、冒頭でお伝えした「挑戦→失敗→工夫→再挑戦」のサイクルそのものであり、このサイクルが繰り返されるほど、子どもの地頭は着実に育っていくのです。
家庭でできる、今日からの実践ポイント
「認める」声かけと聞くと難しく感じるかもしれませんが、実はそれほど特別なことではありません。大切なのは、結果だけを見て評価するのではなく、子どもがどんなプロセスを経てそこにたどり着いたのかに、少しだけ意識を向けてみることです。
例えば、子どもが何かをやり遂げたとき、すぐに「すごいね」で終わらせず、一呼吸おいて「どうやったの?」「何を考えたの?」と聞いてみてください。子どもは自分の言葉で工夫したポイントを説明しようとするはずです。そのやり取り自体が、子どもにとって「自分の考えを言葉にして振り返る」貴重な経験になります。
また、失敗したときこそチャンスです。「なんでできなかったの」と責めるのではなく、「じゃあ次はどうしてみようか」と一緒に考える姿勢を見せてあげることで、失敗が「悪いこと」ではなく「次につながるステップ」だと子ども自身が実感できるようになります。
このような日々の小さな積み重ねが、子どもの自己肯定感を育て、ひいては「自分で考え、工夫し、挑戦する力」=地頭を伸ばしていく土台になっていきます。
まとめ:子どもの考えを、ちゃんと見てあげること
子どもの地頭を育てたいと思ったとき、つい「たくさん褒めてあげよう」と考えがちですが、本当に大切なのは、褒めることに加えて「あなたの考えをちゃんと見ているよ」と伝えてあげることです。
結果だけでなく、そこに至るまでの工夫や試行錯誤に目を向けてあげる。それだけで、子どもは「失敗しても大丈夫」という安心感を持ち、自分から挑戦し、考え、工夫する力を少しずつ育んでいきます。
この「挑戦する→失敗する→考える→工夫してもう一度やってみる」というサイクルは、実は日々のプログラミング学習の中でも、まさに自然に起こっているプロセスです。「あれ、思った通りに動かない」「じゃあどこを変えたらいいんだろう」と、子どもたちは楽しみながら何度も試行錯誤を重ねています。そしてその過程を先生がしっかりと見て、工夫したポイントを言葉にして返してあげることで、子どもたちの自己肯定感と地頭は、着実に育っていきます。
ぜひご家庭でも、今日から「すごいね」の一歩先にある声かけを、少しずつ意識してみてください。お子様の小さな工夫や考えに目を向けてあげることが、これからの「自分で考え、挑戦できる力」を育てる大きな一歩になります。