ゲームをやめない子が変わる「禁断のことば」 | 今治市の子ども向けプログラミング教室 ベストスタディ
2026/06/12
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揉めずに子どもを動かす
『禁断のことば』とは?
「もうゲームやめる時間だよ!」「スマホ返しなさい!」と何度言っても、子どもがまったく動かない…。そんな経験、ありませんか?
約束の時間になってもゲームやYouTubeをやめない子どもに、正論で立ち向かっても親子関係にダメージを負うだけ。実は、子どもに主導権を渡すことで、驚くほどスムーズに動いてくれる方法があるんです。
今回は、感情的にならずに子どもを自発的に動かす「禁断のことば」について、具体的な声かけ方法と実践のポイントをお伝えします。
このブログの要約を3行で
- 正論で命令しても子どもは反発するだけ、主導権を子どもに渡すことが重要
- 「どこで区切れそう?」と自分で決めさせることで、自発的な行動を引き出せる
- 守れない時も感情的にならず信じて待つことで、「やればできる」イメージが育つ
なぜ子どもは「やめなさい」に反応しないのか
「もうやめる時間きとるよ」「はい、スマホ返して」――。こうした声かけに対して、子どもは聞こえてないフリをしたり、「あとちょっと!」と先延ばししたりします。なぜでしょうか?
それは、子どもが「命令された」「コントロールされた」と感じるからです。人間は誰でも、自分の意志で決めたいという欲求があります。特に成長期の子どもは、自己決定の欲求が強くなる時期。親からの一方的な指示は、この欲求を無視する行為として受け取られてしまうのです。
結果として、子どもは反発し、親子の間に不要な緊張が生まれます。親はイライラし、子どもは反抗的になる――この悪循環に陥ってしまうのです。
「禁断のことば」で主導権を子どもに渡す
そこで効果的なのが、あえて子どもに主導権を渡すという方法です。具体的には、こんな声かけをしてみてください。
「もう宿題やる時間やない?自分で区切り決めてほしいんやけど、どこで区切れそう?」
この一言が「禁断のことば」です。このアプローチには、いくつかの重要なポイントが含まれています。
声かけのポイント①:「決めてほしい」と依頼する
「やめなさい」という命令形ではなく、「決めてほしい」という依頼形を使います。これにより、子どもは指示されているのではなく、信頼されている、尊重されていると感じることができます。
声かけのポイント②:具体的な選択肢を提示する
「どこで区切れそう?」と聞くことで、完全に自由にするのではなく、ある程度の枠組みの中で自己決定させます。子どもは「この動画が終わったら」「あと10分で」など、自分なりの区切りを見つけられるのです。
声かけのポイント③:反発する余地をなくす
主導権を渡されると、子どもは反発のしようがありません。自分で決めることになるため、「じゃあこれ見終わったらやる」と自発的に決められるようになっていくのです。
| 従来の声かけ | 主導権を渡す声かけ |
|---|---|
| 「もうやめなさい!」 | 「どこで区切れそう?」 |
| 「スマホ返しなさい!」 | 「自分で区切り決めてほしいんやけど」 |
| 命令・コントロール | 信頼・尊重 |
| 反発を生む | 自発的な行動を引き出す |
自分で決めても守れない時はどうする?
この方法を実践しても、最初のうちは自分で決めた時間を守れないこともあるでしょう。「この動画が終わったらやる」と言ったのに、次の動画を見始めてしまう…そんなこともあるはずです。
そんな時、ここが最も重要なポイントなのですが、感情的になってはいけません。
「ほら、やっぱり守れないじゃない!」「もう信用できない!」と言ってしまうと、せっかく渡した主導権を取り上げることになり、元の木阿弥です。
ここはグッとこらえて、信じて見守ってください。
「信じて待つ」が子どもを変える
子どもが約束を守れなかった時は、感情的に叱るのではなく、冷静に事実を伝えます。
- 「さっき『この動画が終わったら』って言ってたけど、どうする?」
- 「次はどうしたら守れそう?」
- 「ママ(パパ)は、あなたならできると信じてるよ」
このように、責めるのではなく、また主導権を渡し続けるのです。すると、子どもの中に変化が起こります。
最初は守れなくても、続けるうちに少しずつ行動が変わっていきます。そして何より、子どもの中に「やればできる」というイメージが育っていくのです。この自己効力感こそが、子どもの成長にとって何よりも大切な財産になります。
正論で戦ってもお互いダメージを負うだけ
親として、ルールを守らせたい、約束を守らせたいという気持ちは当然です。でも、正論を振りかざして戦っても、親子関係にダメージを負うだけなんです。
「時間が来たらやめるって約束したでしょ!」「あなたのためを思って言ってるのに!」――こうした言葉は正しいかもしれませんが、子どもの心には届きません。むしろ、親子の溝を深めてしまいます。
一方、相手を信じて待つというアプローチは、時間はかかるかもしれませんが、確実に子どもの内側から変化を生み出します。
大人だからこそできること
「僕たちは大人ですから」――これは、感情をコントロールできる立場にいるという意味です。
子どもはまだ発達途上で、衝動のコントロールや時間管理が未熟です。だからこそ、大人である私たちが、感情的にならずに見守る役割を担う必要があるのです。
これは甘やかすことではありません。子どもの成長を信じ、失敗も含めて経験させ、自己決定の力を育てる――それこそが、本当の意味での教育なのです。
実践のステップ:今日から始められる3つのこと
この「禁断のことば」を使った声かけを、今日から実践するための具体的なステップをご紹介します。
ステップ1:命令形をやめて依頼形に変える
まずは言葉遣いを変えることから始めましょう。「~しなさい」ではなく、「~してほしいんだけど、どう思う?」という形に変えるだけでも、子どもの受け取り方は大きく変わります。
- 「宿題しなさい」→「宿題、いつやる予定?」
- 「片付けなさい」→「部屋、どうやって片付ける?」
- 「早く寝なさい」→「何時に寝る?自分で決めて」
ステップ2:子どもの決定を受け入れる
子どもが「あと10分」と言ったら、その決定を尊重しましょう。たとえそれが親の理想と違っていても、まずは受け入れることが大切です。「10分ね、わかった。じゃあ10分後に声かけるね」と確認します。
ステップ3:約束が守れなくても感情的にならない
これが最も難しいステップですが、最も重要です。約束を守れなかった時こそ、大人の対応が試されます。怒りたくなる気持ちをグッとこらえて、「次はどうする?」と再び主導権を渡しましょう。
長期的に見えてくる変化
この方法を続けていくと、数週間から数ヶ月で、子どもに明らかな変化が見えてきます。
- 自分から時計を見るようになる:自己管理の意識が芽生えます
- 約束を守る頻度が増える:自分で決めたことへの責任感が育ちます
- 親子のやり取りが穏やかになる:対立ではなく協力の関係になります
- 他の場面でも自発的に行動する:自己決定の力が他の場面にも波及します
何より大きいのは、子どもの自己肯定感が高まることです。「自分で決められる」「自分はできる」という感覚は、学習面でも人間関係でも、人生のあらゆる場面で子どもを支える土台となります。
よくある質問:こんな時はどうする?
Q1. 子どもが「わかんない」と答えたら?
選択肢を提示してあげましょう。「この動画が終わったら、と、あと5分後、どっちがいい?」など、具体的な選択肢を示すことで、子どもは選びやすくなります。
Q2. 何度やっても守れない場合は?
まだその子には難しいタスクなのかもしれません。時間を短くしたり、より具体的な区切りを一緒に考えたり、調整が必要です。焦らず、子どものペースに合わせることが大切です。
Q3. 緊急の時はどうする?
本当に今すぐやめなければいけない状況(外出の時間など)では、「今日は緊急だから、すぐにやめてほしい。次からは早めに声かけるね」と正直に伝えましょう。毎回でなければ、子どもも理解してくれます。
今日から実践してみましょう
「どこで区切れそう?」の一言から始めてみてください。
子どもの変化、そして親子関係の変化を、きっと実感できるはずです。
まとめ:信じることが最強の教育法
「もうやめなさい!」と命令するのは簡単です。でも、それで子どもが本当に変わることはありません。
「どこで区切れそう?」と主導権を渡す――この一言には、子どもへの信頼と尊重が込められています。そしてそれこそが、子どもの自発性と自己効力感を育てる最強の方法なのです。
自分で決めても守れないこともあるでしょう。でも、感情的にならず、グッとこらえて信じて見守る。続けるうちに少しずつ行動が変わっていき、子どもに「やればできる」というイメージが育っていきます。
正論で戦ってもお互いダメージを負うだけ。相手を信じて待つ――僕たちは大人ですから、この姿勢を貫いていきましょう。
今日から、ぜひ「禁断のことば」を使ってみてください。きっと、子どもの新しい一面が見えてくるはずです。そして何より、親子関係がより温かく、信頼に満ちたものになっていくことを実感できるでしょう。