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「共通点を見つけてまとめる力」が子どもの思考力を育てる理由|今治市の子ども向けプログラミング教室ベストスタディ

2026/08/24

「先生、同じブロックを何回も並べるの、めっちゃ大変なんやけど……」

8月のレッスン中、ある生徒がぽつりとこぼした一言です。
画面の中には、まったく同じ命令のかたまりが、上から下までズラリと並んでいました。作りたい動きは実現できている。でも、コードは長くて、読みにくくて、直すのも一苦労。

実はこの「めんどくさいな」という感覚こそ、プログラミングの世界では最高のスタートラインなのです。なぜなら、世の中の便利な仕組みのほとんどは、誰かの「もっとラクにできないかな?」という気持ちから生まれてきたからです。

今月、ベーシック2コースで学んだテーマは「関数(定義)」。この“めんどくさい”を一発で解決してしまう、とても便利な機能です。

この記事のポイントを3行で
1. 8月のベーシック2コースでは、決まった動きをひとまとめにして名前をつける「関数」を学びました
2. 関数を使うとコードがすっきりし、子どもたちからは「見やすい!」「一発で動いた!」と歓声が上がりました
3. 「共通点を見つけてまとめる」考え方は、勉強にも生活にも効く“論理的思考力”の土台になります

「関数」ってなに?ひとことで言うと“必殺技に名前をつける”機能

「関数」と聞くと、中学・高校の数学を思い出して身構えてしまう保護者の方も多いかもしれません。ですが、プログラミングにおける関数の考え方は、もっとシンプルで直感的です。

ひとことで言えば、「よく使う決まった動きをひとまとめにして、そこに名前をつけておく」という機能。そして名前をつけておけば、使いたいときにその名前を呼ぶだけで、まとめた動きが丸ごと再生されます。

子どもたちには、こう説明しました。
「これは、自分だけの必殺技を作る機能やで。技をひとつずつ手で出すんじゃなくて、技に名前をつけておいて、あとは名前を叫ぶだけでバーン!と出せるようにするんや」

この説明をした瞬間、教室の空気がガラッと変わります。「え、そんなことできるん!?」と、みんなの目の色が変わるのです。

関数を使う前と、使ったあとの違い

言葉だけではイメージしづらいので、実際にどう変わるのかを表にまとめてみました。

くらべるところ 関数を使わないと 関数を使うと
コードの長さ 同じ命令がずらりと並んで長くなる 名前を呼ぶ1行でスッキリ
直すとき 全部の場所を一つずつ直す必要がある 元の1か所を直せば全部に反映される
見やすさ どこで何をしているか分かりづらい 名前を見れば動きの意味がわかる
ミスの起きやすさ コピーのし忘れ・貼り間違いが起きる まとめてあるのでミスが減る

お気づきでしょうか。関数を学ぶということは、単に「便利な機能を覚える」ことではありません。「あとから直しやすいように、はじめから整理して作る」という、仕事にも生活にも通じる段取りの感覚を身につけることなのです。

「一発で動いた!」子どもたちが夢中になった瞬間

今回のレッスンでいちばん盛り上がったのは、自分で作った関数が思いどおりに動いた瞬間でした。

「コードがすっきりして見やすい!」
「え、一発で動いた!すごない?」

あちこちから、そんな声が飛び交います。教室が一気ににぎやかになる、私たちがいちばん好きな時間です。

ここで大切にしているのは、正解のコードを写させないこと。「どの動きが同じかな?」「そのかたまりに名前をつけるなら、なんて名前がぴったり?」と問いかけ、子ども自身に見つけさせます。

すると、名前のつけ方ひとつにも個性が出ます。「ジャンプ」「まほうをうつ」「ゴールにむかう」——自分でつけた名前だからこそ、あとで自分のコードを読み返したときに意味がわかる。この体験を通して、子どもたちは「人が読んでわかることの大切さ」まで、自然と学んでいきます。

もちろん、最初から一発でうまくいく子ばかりではありません。呼び出す順番を間違えて、キャラクターが変な動きをしてしまうこともあります。でも、それでいいのです。「なんでこうなったんやろ?」と自分で原因を探し、直して、もう一度試す。この試行錯誤の時間こそが、いちばんの学びになっています。

「共通点を見つけてまとめる」力は、一生ものの財産になる

ここからは、保護者の方にいちばんお伝えしたいことです。

関数の本質は、「バラバラに見えるものの中から共通点を見つけて、ひとつにまとめる」という考え方にあります。そしてこの力は、プログラミングの中だけで役に立つものではありません。

実は、生活のあちこちに“関数”がある

たとえば、こんな場面を思い浮かべてみてください。

  • 朝の支度:顔を洗う・着替える・歯をみがく…を「朝の準備」というひとまとまりにする
  • お手伝い:食器を運ぶ・洗う・拭くをまとめて「かたづけ」として覚える
  • 算数の文章題:問題文はちがっても「これは足し算のパターンだ」と見抜く
  • 漢字の学習:「さんずいがつく漢字は水に関係がある」と共通点でまとめて覚える
  • 旅行の準備:毎回使う持ち物をリスト化して、次からはそれを見るだけにする

どれも、やっていることは関数とまったく同じです。「毎回ゼロから考えるのではなく、共通するパターンを見つけて名前をつけ、次から使い回す」。これができる子は、勉強でも生活でも、余計な労力を使わずに前に進めるようになります。

逆に、この視点がないと、似たような問題に出会うたびに毎回ゼロから悩むことになります。テストで同じパターンの問題を何度も間違えてしまう子は、能力が足りないのではなく、「共通点を見つけてまとめる」経験がまだ少ないだけということも少なくありません。

この考え方が、これからの時代に必要とされる理由

AIが急速に発展するこれからの社会では、決められた作業を正確にこなすだけの仕事は、どんどん機械に置きかわっていきます。人間に求められるのは、「ごちゃごちゃした状況を整理して、問題の本質を見つける力」です。

目の前の課題をながめて、「これとこれは同じ話だな」「ここをまとめれば全部ラクになるな」と気づける人。そういう人が、どんな環境でも頼りにされます。

今回のレッスンで子どもたちが手に入れたのは、プログラミングのテクニックそのものよりも、こうした「物事を効率よく整理して解決する論理的思考力」の入り口だと私たちは考えています。

ご家庭でもできる、「まとめる力」の育て方

特別な道具は必要ありません。日常のなかで、こんな声かけをしてみてください。

  • 「この2つ、似てるところってどこやと思う?」
  • 「毎回やってることをまとめるとしたら、なんて名前をつける?」
  • 「もっとラクにやる方法、ないかな?」

ポイントは、大人が答えを先に言わないこと。子どもが「うーん」と考えている時間こそが、思考力が育っている時間です。少し待つ勇気をもって、出てきた答えには「その考え方おもしろいね!」と反応してあげてください。

「めんどくさい」と口にしたときも、叱らずにチャンスととらえてみてください。「めんどくさい=改善のタネを見つけた」ということ。冒頭の生徒がそうだったように、そこから工夫が生まれます。

自分で考えて形にする楽しさを、教室で体験しませんか?

今回ご紹介したのは、8月のレッスンのほんの一場面です。ベストスタディでは毎月テーマを設定し、少しずつステップアップしながら「自分で考えて、形にする」経験を積み重ねていきます。

パソコンにさわったことがないお子様でも大丈夫です。大切なのはスキルではなく、「やってみたい」という気持ち。私たちは、答えを教える代わりに問いかけながら、一人ひとりのペースに寄り添ってサポートします。

お子様が画面に向かって真剣な顔で考え込み、うまく動いた瞬間にパッと笑顔になる——その姿を、ぜひ実際に見にいらしてください。

無料体験レッスン・教室見学を受付中です。
今治市で子どもの習い事をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。プロフィールの「予約」またはお電話よりお申し込みいただけます。

お子様の「めんどくさい」が「こうすればええんや!」に変わる瞬間を、一緒に見守れることを、スタッフ一同心より楽しみにしております。