宿題しなさい!をゼロにする魔法の言葉 | 今治市の小学生向けプログラミング教室 ベストスタディ
2026/04/08
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小学生には勉強よりゲームをやらせた方がいい!?
親子ゲンカをゼロにする「魔法の言葉」
「小学生には、勉強よりゲームをやらせてください」
もし教育の専門家からこんなことを言われたら、あなたはどう感じますか?
「いやいや、うちの子はただでさえ宿題をやらないのに、これ以上ゲームばかりされたら困る!」と、思わず反論したくなるお母さん、お父さんが大半ではないでしょうか。
学校から帰ってくるなり、手洗いうがいもそこそこにゲーム機へ直行。何度「宿題やったの?」と聞いても、「あとでやる!」の生返事ばかり。結局、夕食前や寝る時間になってから「早くしなさい!」と怒鳴ってしまい、子どもはふてくされながら机に向かう……。そんな毎日の親子ゲンカに、すっかり疲れ果てているご家庭は少なくありません。
「宿題は毎日ちゃんとやって、学校で恥をかかないようにしてほしい」
「勉強はできないより、できた方が絶対に本人の将来のためになる」
親であれば、そう願うのは当然の親心ですよね。子どもの幸せを願えば願うほど、焦りや不安から、つい口うるさく「宿題しなさい!」と言ってしまいます。
でも、その一言が原因で毎日険悪なムードになり、お互いにストレスを抱えてしまうくらいなら、いっそ「まずは思い切りゲームをさせた方がいい」のです。
今回は、SNSなどに溢れる小手先のテクニックではなく、子どもの心に火をつけ、自ら行動を促すための本質的なアプローチについてお話しします。
なぜ「将来困るよ!」という脅しは子どもに響かないのか?
子どもに勉強をしてほしい時、私たちはついこんな言葉を使ってしまいがちです。
「今勉強しておかないと、大人になってから苦労するよ!」
「勉強しないと、将来なりたい職業につけないよ!」
親である私たちは、すでに社会に出て様々な経験をしているため、「勉強ができるに越したことはない」という事実を身をもって知っています。学歴や知識が選択肢を広げてくれること、逆に勉強を怠ったことで苦労した経験など、大人の視点があるからこそ「将来の重要性」がリアルに理解できるのです。
しかし、子どもたちの視点は全く異なります。小学生くらいの子どもたちにとって、人生の中心は「今、この瞬間」です。彼らは「なんとなく勉強はやらないといけないものだ」という薄い認識は持っていますが、10年後、20年後の自分がどうなるかといった「遠い未来のビジョン」を想像することは非常に困難です。
そのため、「将来困るぞ」と脅されたところで、ピンとこないのが当たり前なのです。ピンとこない理由で無理やり行動を強いられれば、反発したくなるのは大人も子どもも同じです。恐怖や脅しで無理やり机に向かわせても、それは「やらされているだけの作業」になり、本当の意味での学習意欲には繋がりません。
無理やりやらせる前に満たすべき「承認欲求」という心のコップ
では、将来の重要性が理解できない子どもたちを、どうすればスムーズに机に向かわせることができるのでしょうか。その最大のカギとなるのが「承認欲求」を上手くくすぐることです。
人間は誰しも「自分のことを見てほしい」「認めてほしい」という欲求を持っています。特に子どもにとって、一番身近で大好きな存在である「親」から認められることは、何よりも嬉しいご褒美であり、大きなエネルギー源になります。
子どもがゲームに夢中になっている時、ただ「いつまでやってるの!」と否定から入るのではなく、まずはその世界に寄り添ってみてください。
例えば、大人気の『マインクラフト(マイクラ)』をやっているとしましょう。親から見ればただのブロック遊びに見えるかもしれませんが、子どもはその中で試行錯誤し、想像力をフル回転させています。
そこで、こんな風に声をかけてみてください。
- 「今日は何のゲームしてんのそれ?」
- 「へえ、マイクラかー。お母さん(お父さん)はようわからんけど、なんかおもしろいみたいやね」
- 「うわ、すごい家作ってるやん!これ自分で考えたん?こんなんよう作ったな、すごいな!」
このように、子どものやっていることに興味を持ち、その成果を本気で感心して褒めてあげてください。子どもは「お母さん(お父さん)が自分の好きなものを認めてくれた!」「自分のスゴさをわかってくれた!」と、心の中の「承認欲求のコップ」がたっぷりと満たされます。
「認めてからお願いする」が最強のノウハウ
承認欲求のコップが満たされ、親に対して心を開いている状態(ご機嫌な状態)を作れたら、ここで初めて「勉強」の話題を出します。
ただし、絶対に「命令」してはいけません。あくまで「お願い」や「軽い提案」というスタンスをとるのがポイントです。
「そのゲーム、キリのいいところで終わったらでもええから、ちゃんと宿題もやっときよ〜」
たったこれだけです。
「ゲームをやめなさい!宿題しなさい!」と頭ごなしに怒られると、子どもは反射的に反発モードに入ります。しかし、自分の大好きなゲームを認められ、すごいねと褒められた直後であれば、子どもの心理的ハードルは劇的に下がっています。
「自分のことを認めてくれたお母さん(お父さん)の言うことなら、聞いてあげようかな」という気持ちになりやすいのです。
現代はSNSを開けば、「子どもに勉強させるための心理テクニック」や「リビング学習のレイアウト術」「おすすめの知育教材」など、数え切れないほどのノウハウが溢れ返っています。情報が多すぎて、親御さん自身が「正解」を求めて疲弊してしまうことも少なくありません。
しかし、子育ての本質は非常にシンプルです。小難しいノウハウを詰め込む前に、まずは目の前の子どもの興味を「ちゃんと認めて、お願いする」。実はこれだけで、子どもは驚くほど素直に動いてくれるようになります。
【今日からできる】まずは夕方、お子様のゲーム画面を覗き込んでみませんか?
毎日忙しい中で、子どものゲームに付き合うのは時間的にも精神的にも余裕がないかもしれません。「早く宿題を終わらせて、早くお風呂に入れて、早く寝かせなきゃ」というタイムリミットに追われるお気持ちは痛いほどよく分かります。
しかし、毎日「宿題やったの!」と怒り、言い合いをして、泣きながら宿題をさせるその10分間を、少しだけ「子どもを認める時間」に変換してみてください。
「すごいね!」「こんなことできるの?」と声をかけるだけで、親子のコミュニケーションは円滑になり、結果的に宿題へ向かうまでの時間もグッと短縮されるはずです。
今夜、お子様がゲーム機に向かっていたら、後ろからそっと画面を覗き込んでみてください。そして、心からの「すごいね!」を伝えてみましょう。
そのたった一言が、毎日のイライラを笑顔に変え、お子様の自主性を育む大きな第一歩になります。親子の温かいコミュニケーションの延長線上に、自然と「学び」の姿勢が育っていくことを、私たちは全力で応援しています!