叱るのは嫌い。でも必要なときがある理由【プログラミング教室での実体験】
2025/06/05
✅子どもを叱るのは、できれば避けたい。でも……
「今日、先生に怒られた……」
そんなふうに帰ってきたお子さんの姿を見ると、親としては心配になりますよね。
本当に悪いことをしたのか?
先生は感情的に怒ったのでは?
そんなふうにモヤモヤすることもあるかもしれません。
実は私たち指導者も、できることなら叱りたくないと思っています。
でも、それでもあえて伝えなければいけない場面があるのです。
今日は、なぜ私たちが子どもを叱るのか、その理由と背景についてお話しさせてください。
🎯人が怒る理由は、大きく2つあります
「怒る」という行為には、大きく分けて2つの理由があります。
- 自分の思い通りにいかないから怒る(自己中心的な怒り)
- 相手や周囲のためになると思って怒る(相手思考的な怒り)
前者は、自分の感情がコントロールできないときに起こりがちな怒りです。
一方、後者は、相手にとって必要だと信じて伝える“厳しさの中の思いやり”です。
私たちが目指しているのは、もちろん後者。
「子どもたちの未来のために伝える」という姿勢で、叱るという行為にも責任を持っています。
🧩プログラミング授業での具体的な叱り方
プログラミング教室では、自由な発想と個性を尊重する一方で、集団での学びという側面もあります。
例えば、ある子がふざけていて、他の子の作業を妨げたり、注意を引こうと大きな声を出してしまったりすることもあります。
そのような場面では、私はその子を叱ります。
なぜなら、「今の行動が他の子の学びを邪魔している」からです。
その子一人の問題ではなく、周囲に影響を与えているという点が大きな理由です。
「ダメだから怒る」のではなく、「気づいてほしいから伝える」。
そういう思いで、ひとつひとつの言葉を選んで話しています。
💡子どもの心に届く“伝え方”を大切にしています
叱るときに、私がもっとも気をつけているのは、「子どもを否定しないこと」です。
行動は正す。
でも、人間そのものを否定するような言い方は絶対にしません。
たとえば、こんなふうに伝えます。
「あなたが悪いんじゃない。ただ、今の行動がどう影響したかを考えてみてほしい」
「他の子が集中していたのに、ちょっとだけ邪魔になっちゃったかもね」
そんなふうに伝えると、子どもたちの表情が変わってきます。
「怒られた」というより、「本気で向き合ってくれてる」と感じてもらえることが多いです。
そこから、少しずつ信頼関係が深まっていくことを私たちは大切にしています。
🌱「叱る」は、信じているからできること
私たちは、子どもたちを信じているからこそ、時に厳しく接することがあります。
今すぐの結果よりも、その子のこれから——1年後、5年後、もっと先の未来を見据えたうえでの関わりです。
「プログラミングを教える場所」でありながら、「考える力」「他者を思いやる力」を育てる場所でありたい。
その思いを胸に、毎回の授業に向き合っています。
子どもたちを本気で見守り、本気で伝える。
その姿勢を、これからも大切にしていきます。
